「う〜ん、本を読む時間が取れないなあ・・」


【はじめに】本の要約サイトの効率的な使いこなし方

本の要約サイトは本を要約してあるので短時間でその本の内容を理解することができます。

ですが、隙間時間にさっと本の要約を見るだけではもったいないです。

要約サイトをご紹介する前に、要約サイトの効率的な使いこなし方をご紹介します。

 

購入する前にじっくり読むべき本かをチェックする

「人気の本だけど買って読んでみたはいいけど時間の無駄だった・・・」

本好きならこんな経験はないでしょうか?

買った本が期待外れだった。時間がない方だとせっかく読んだのに時間の無駄になってしまいますし、残念な気分になってしまいます。

本を購入する前に、要約サイトで概要をチェックしておくことで購入する前に読むべき本なのかチェックをすることができます。
  • 本の料金
  • 読む時間
の節約になり効率よく本を楽しむことができます。

なお、小説はこれをしてしまうとネタバレになる場合もあるので注意しましょう。

読んだことのある本の重要なポイントを知ることができる

要約は実は読んだことのない本のみに利用するだけではありません。

読んだことのある本の要約をチェックすることで再度インプットをすることができます。

国語の授業で内容を完璧に理解していたつもりが全く的外れの答えをしていたことはありませんか?

読書中でもそれが起こる可能性は重々あります。

本の要約サイトでは要約のプロが本の内容をまとめています。

本に正解はありませんがプロのまとめをチェックすることで本の本質を再度理解することができ、新しい捉え方を理解することができます。

知らないと損!オススメ要約サイト3選

では早速本の要約サイトをご紹介します。

flier(フライヤー)


まず一番にオススメするのが時間のないビジネスパーソン向けに作られたフライヤーです。
現在日本最大級の要約サイトで、毎月30冊前後の本が追加されていっています。

経営コンサルタントや各分野の専門家・プロが一冊一冊を精読し、1冊10分程度で理解できるように要約を作成しています。

さらに社内外で何重もの要約のチェック体制を設けているため、要約一つ一つの品質がどのサイトよりも高いのが特徴です。


本の要約も短くわかりやすくまとめてありますが、重要なポイントを箇条書きでまとめてあるので、本を読まずとも内容や重要なポイントがわかりやすくまとめられています。

ハイライトも重要な部分は赤文字で装飾してあるなど、読もうと思えば3分で読み終えることができます。

また、アプリ版も配信されているため、スマホやタブレットなどを使い、通勤中や休憩の合間などでも簡単に読むことができます。

その本が気に入ったらAmazonなどでそのまま購入することができるのも魅力の一つです。

料金体系は無料プランとシルバープランとゴールドプランがあり、以下の表のような料金体系になっています。
プラン フリー シルバー ゴールド
価格 無料 500円/月(税抜) 2,000円/月
閲覧可能数 20冊(月2冊変更) フリー+有料コンテンツから5冊まで 無制限
追加コンテンツ数
毎月30冊前後のオススメ書籍を追加
正直、一番うえのゴールドプランでも、ビジネス書1冊程度の料金なので、登録してまず損はありません。
明らかに本を読む機会が増えますし、インプットできる量が違います。

creive経由で登録をするとゴールドプランが月額1,800で登録できるので是非お試しください。

 

 

SERENDIP


ビジネスリーダー8万人以上に利用されているSERENDIPもビジネスパーソン向けの要約サイトです。要約蔵書数は1400冊以上で、本の内容をA4用紙3枚程度(4000文字程度)にまとめられていて,10分程度で内容を理解することができます。

ビジネス・経済を中心にテクノロジー、文化、政治までも網羅されていて、まだ翻訳出版されていない海外で話題の本も日本語ダイジェスト版として配信してくれます。

大企業を中心に法人でもよく使われているサービスでもありますが、個人としても利用することができ、料金は一年契約の30,000円(月々2,500円)となっています。

まずは2週間無料で試読をすることができるので少しでも気になった方は試してみるのはいかがでしょうか。

ブクペ


ブクペは、誰でも本の要約を書いて公開することができるサービスです。読んだ本を要約してそのページがよく見られれば、書いた人に報酬が与えられる仕組みになっていて、たくさんの要約が書かれています。

そのため、一冊の本に対して、複数のユーザーが要約をしているので要約の読み比べもすることができます。

要約文全体も1000文字〜2000文字なので空いた時間などにサクッと読むことができるのが特徴です。

またブクペにはビジネス書以外にも漫画などが揃えられていて、上記のflier(フライヤー)やSERENDIPには掲載されていない本もあります。

誰でも投稿することができるという点で要約の質が違ってきてしまうものの、網羅的に本が揃えられています。本の要約を掴むというよりかは、気になる本の内容を調べるためとして使われることが多いです。

覚えてほしい!オススメ書評サイト・ブログ6選

本の要約を読むなら是非とも合わせてチェックしていただきたいのが書評サイト。
  • 要約→要点を短くして、わかりやすく表す
  • 書評→本をを読者に紹介する目的で論評や感想などを記す
要約で感じたことを書評で他の人の意見も知ることでよりその本のことを深く知ることができます。

ブックビネガー


ブックビネガーは他の要約サイトとは少し違ったサービスを売りにしているのが特徴の書評サイトです。例えば、章を読むのにかかる時間の目安が書かれていたり、章の重要度もみることができます。

(写真は「the four GAFA 四騎士が創り変えた世界」の要約ページ)

加えて、「この本に影響を与えている書籍」という欄にはその本の引用や参考文献に使われた書籍などが紹介されていて横断的な読書を楽しむことができます。

またブックビネガーの最も面白いコンテンツは「投稿しおりメモ」です。

これはユーザーが本の気になったところの抜き書きや感想などを自由に書き込むことができ、自分の学習用のメモとしても活用するだけではなく、他のユーザーにそのメモがシェアできるようにもなっています。読書傾向が似ている人やメモが参考になるユーザーをフォローすることも可能で、SNSとしての機能も備えています。SNS機能などを使い、遊び心ありながら書評を楽しむことができます。

ブクログ


 

ブクログは本の口コミサイトを中心としたサービスです。ブクログは特に小説の蔵書数が多いです。ブクログの良いところはその本に対するいろいろな人の意見・感想を聞くことができる点です。

例えば芥川賞を受賞した景浦の口コミをみてみるとその本の内容や感想が110件も書かれています。ブクログに登録しているユーザーは本好きな人が多いため、質の高いレビューを見ることができます。


(写真は景浦の書評ページ)

またブクログはiPhoneアプリ版も配信されていて、自分がお気に入りの本を本棚機能として登録できるほか、これから読みたい本などを自分のWEB上の本棚に登録することができ、後から気兼ねなく読むことができます。

ブクログの中でのブクログ大賞や特集、ランキングなどもあるため、まだ見ぬ良本を知ることもできます。ブクログは特に小説が好きな人にオススメのサービスです。

本が好き


 

「本が好き!」は読書好きが集まる書評サイトです。こちらもブクログ同様に純粋に本が好きという方にぴったりのサービスになっています。

「本が好き!」の良いところはコミュニティーという機能です。これは本が好きな人たちがあるテーマに関して議論したり、オススメの本などを紹介したり、他の人がつけた書評に対してコメントをしたりするものです。

2チャンネルやツイッターのようなこの機能は本が好きなたくさんの人たちの会話で常に賑わっています。

また「本が好き!」にはもう一つ、「献本」と呼ばれるユニークな機能があります。これは書評を投稿して、その書評が評価されればポイントが貰え、このポイントを使って数あるジャンルの中から好きな本が無料で手に入るというものです。「本が好き!」は本好きな人はもちろん、新しいジャンルの本に挑戦してみたいという方にもすぐにあなたにオススメの本がみつかるような書評サイトになっています。

新刊JP


 

次に紹介するのが新刊JPです。新刊JPの良いところは本屋には置いていないようなマニアックな本の書評が乗っていることです。新刊JPは「誰かに話したくなるような本の話」というコンセプトを大事にしていて、あまり有名ではないけど内容は抜群に面白い本などが取り揃えられています。日々疑問に思うことを解決している本であったり、ちょっとした雑学の本も提供してくれます。

また、本の作者にインタビューしたりするなど他とは少し違った個性が売りの書評サイトになっています。
新刊JPは変わった面白い本を見つけたいという方にオススメのサイトです。

BOOK asahi.com


BOOK asahi.comは朝日新聞が手がけている書評サイトです。

BOOK asahi.comは100万点の紙の書籍および電子書籍の情報を横断検索でき、「日本最大級の書籍情報サイト」となっています。朝日新聞に掲載された約2万件の書評やコラム、本に関するニュースも参照することが可能です。他にも口コミ機能や自分のお気に入りの本を登録できるマイ本棚機能、気になった人をフォローできるフォロー機能など機能面でも充実しています。BOOK asahi.comの面白いところは感情で本を探し出すことができる点です。

例えば感傷的な気持ちになれる本を読みたい時は「笑う・泣く」のカテゴリーから本を検索したり、ホラー系の怖い本を読みたい時は「ゾッとする」のカテゴリーから本を選ぶことができます。

本を読んでこんな感情になりたいという時の本探しはBOOK asahi.comから本を検索することがオススメです。

HONZ


HONZは小説、自己啓発書、IT専門書以外の全ての分野(サイエンス、歴史、社会、経済、医学、教育、美術、ビジネス)を取り扱っています。HONZの最大の特徴は出版されてから3ヶ月以内の新刊しか扱わないことです。ベストセラーではないが、丹念に作られた本。有名ではないが、個性が光る著者。などを中心に積極的に紹介しています。

またHONZの編集者が独特の視点から選び出したブックリスト、編集者の思い入れなども紹介されています。HONZを通すことで自分の興味のない分野の本でも簡単に手に入れることができ、知識の幅が広がります。

 

まとめ:忙しい時間も本の要約で時短

いかがだったでしょうか?

要約サイト・書評サイトを使うことで、毎日が忙しく本を読む時間が取れないあなたでも簡単に内容を理解することができます。

自分のお気に入りのサイトを見つけて毎日の生活に役立ててみてください。
この記事が少しでも参考になれば幸いです。