WordPressブログや個人のホームページ運営に欠かせない「レンタルサーバー」。しかし、料金が無料のものから月額1,500円まで幅広いだけでなく、「ヘテムル」や「mixhost」や「ロリポップ」、「さくらのレンタルサーバー」など種類もさまざま。初心者はどれがおすすめなの?と迷ってしまいますよね。

そこで今回は、人気のレンタルサーバー20種類について調査・比較を行い、最もおすすめのレンタルサーバーを決定したいと思います!

今回の検証は以下の3点について行いました。
  • サイトの表示速度
  • 料金の安さ
  • 機能・サポートの充実度
果たしてどれがベストなレンタルサーバーなのでしょうか?レンタルサーバーの選び方のポイントも解説しているので、ぜひ利用の際の参考にしてみてください。


 

レンタルサーバーとは?

レンタルサーバーとは、インターネット上における土地を借りることです。たとえば、お店を始めるときに、土地がないといけないように、インターネット上ではサーバーがないとサイトを公開できません。
サーバーはレンタル料金が高いほど処理能力も高く、反応スピードも速いものが多い傾向があります。凸凹の土地よりも、きれいに舗装されている道のほうが車のスピードが出やすいのと同じイメージです。

レンタルサーバーには、共用・VPS・専用サーバーのように種類がありますが、本記事では「共用サーバー」を比較しています。名前のとおり、ひとつのサーバーを複数人で共有利用しているもので、初心者でも扱いやすく、個人ブログ・ホームページ向けのサーバーです。

レンタルサーバーの選び方

レンタルサーバーを選ぶ際に必ずチェックしておきたい「6つのポイント」をご紹介します。

① 費用で選ぶ。サイトの種類・目的から料金帯の目星をつけよう


費用で選ぶ際は、作るサイトの種類・目的からおよその料金帯を決めましょう。レンタルサーバーの月額料金は月額100円〜1,500円と、サービスによってかなり違いがあります。サイトの種類から料金帯の目星をつけることで、「無駄に高いサービスを使用してしまった」という失敗を防げるでしょう。

収益目的のブログなら月額500円〜1,200円のサーバーがベター


アフィリエイトなど収益目的のブログを作るなら、月額500円〜1,200円のレンタルサーバーを選びましょう。WordPressは多機能である分、サイトが重くなりがちです。そのため、ある程度性能がよく機能も充実した、中〜高価格帯のものがおすすめ。

なお、固定費を抑えたいなら月額500円前後で検討しましょう。サイトから収益が発生するようになるまで、レンタルサーバー費用は赤字の固定費です。初心者がブログで月額1,000円稼ぐまでの道のりは長いため、いち早く黒字化したいなら無理に1,000円以上するサーバーを選ぶ必要はありません。

加えて、あとから料金プランを変更できるかにも必ず注目。ブログは、記事を書いていくにつれてアクセス数が増える可能性があります。そのため、サイトの成長に応じてプラン変更できるサービスを選びましょう。途中でプランを変更できないと、別のサーバーに引っ越す手間がかかるので注意してください。

お店・個人のホームページなら月額300円〜700円を目安に


お店・個人のホームページなら、月額300円〜700円ほどの料金帯から選ぶのがおすすめ。ホームページはブログよりも更新頻度が少なく、ページもほぼ増えないため、料金が安めのレンタルサーバーで十分運用可能です。

なかでも、WordPressを使用してお知らせを更新したり、簡単なブログを公開しようと考えているならば、500円〜700円ほどのレンタルサーバーを検討してください。500円前後のサーバーなら、ある程度記事や画像が増えてもサイトが重くなりにくいでしょう。

反対に、HTMLやCSSだけのシンプルなサイトなら300円未満の格安サーバーを選ぶのも手。シンプルなサイトは読み込みに時間がかからないので、最低限の性能でも問題ありませんよ。

② 性能で選ぶ。サイトの表示速度・ディスク容量・転送量上限に注目


レンタルサーバーは、サイトの目的に合った性能を備えたものを選ぶことが大切です。ここでは、レンタルサーバーの性能について、サイトの表示速度・ディスク容量・転送量の上限の3つのポイントを紹介します。

サイトの表示速度が最重要。混雑時間帯でも安定して速いサーバーを選ぼう


レンタルサーバーを選ぶときは、サイトの表示速度を必ず確認しましょう。とくに、ネットが混雑しやすい平日の8時・12時・21時、休日の10時・12時・21時でも安定して速く表示されているかは要チェック。いざというときに速く表示してくれるサイトでないと、ユーザーが離脱してしまうかもしれません。

なお、サーバーの性能は、CPU・メモリなどのカタログスペックだけで比較してもあまり意味がありません。なぜなら、ひとつのサーバーを何人で共有しているかはサービスごとに異なるからです。高性能だけど1,000人で使用するサーバー、性能は普通だけど10人で使用するサーバー、どっちの表示速度が速くなるかはわかりませんよね。

本記事では、実際にレンタルサーバーを契約、同じ条件でサイトをアップロードし、表示速度を1週間集計しているので参考にしてみてください。

ポートフォリオサイトなど、画像を多く載せるならディスク容量・転送量の上限にも注目


ポートフォリオサイトなど、画像を大量に使うサイトなら「ディスク容量」に注目しましょう。ディスク容量とは、サーバーにファイルを何GBまで保存しておけるかを指します。写真や画像をたくさん載せる場合など、ファイルの容量が膨大になりそうなら、50GBを目安にしておくとよいでしょう。

加えて、「転送量の上限」もチェックしてください。転送量の上限とは、スマホでいう通信制限までのギガ数のようなもの。画像が多いと通信量も増えるため、上限オーバーでサイトが一時的に表示されなくなってしまうことも。新しいサイトならあまり気にする必要はありませんが、心配なら1日50GB以上のものを選ぶとよいでしょう。

なお、初心者ならディスク容量・転送量上限ともに過剰に意識する必要はありません。サイトのアクセス数が増えたり、画像の枚数が多くなったりしたときに対応できるよう、プランの途中変更が可能かを確認しておいてくださいね。

③ 機能で選ぶ。WP簡単インストール・バックアップ・マルチドメイン数に注目


レンタルサーバーは、サービスによって備えている機能が異なります。ここでは、レンタルサーバーを使ってブログやホームページを立ち上げる際に、最低限チェックしておきたい、WordPressの簡単インストール機能・自動バックアップ機能・マルチドメイン数についてご説明します。

WordPressの簡単インストール機能は必須。データベースを自動接続できるかも確認

サイトをスムーズに立ち上げるために「WordPressの簡単インストール」ができるかを必ず確認しましょう。

WordPressでサイトを立ち上げるには、WordPressをサーバーにインストールする作業が必要です。簡単インストール機能がないと、自分でファイルをダウンロードしたり、サーバーにアップロードしたりしなければならず、詳しくない初心者なら操作に迷ってしまう可能性があります。

また、「データベースを自動で接続してくれるか」もチェックしてください。WordPressは、記事の画像・文章を保存しておくデータベース(MySQLなど)があって、初めて動作します。自動接続してくれないと、手動でデータベースを作成し、WordPressに紐づける必要があるので、注意してください。

知識がない人でも簡単にブログを作れるWordPressですが、インストール時につまづいてしまっては意味がありません。データベースも自動接続してくれる簡単インストール機能があれば、まったく知識がなくてもブログを始められるので、初心者は必ずチェックしてください。

自動バックアップ機能つきだと安心。復元料金が無料かにも注目して

万が一に備えるため、自動バックアップ機能のついているものを選びましょう。誤操作や手違いでサイトが消えてしまうなど、突然の事故が起こったとき、バックアップがあればサイトを元の状態に戻すことができます。復元には別途料金が必要なサービスもあるため、選ぶならバックアップ・復元ともに無料のものがベストです。
なお、WordPressでは「プラグイン」というアプリのようなものなどを用いてもバックアップをとることができます。しかし、プラグインによるバックアップは、自分のPCにデータを保存するため、PCが壊れてしまったときにデータが失われる可能性も。

その点、レンタルサーバーが提供しているバックアップがあれば、よほどの事故がない限り、バックアップデータが失われることはありません。心配な人は、保険として手動で自分のPCにもバックアップをとっておきましょう。その際は、記事のデータが保管されている、データベースのバックアップもとることを忘れないようにてください。

サイトを複数立ち上げたい人はマルチドメインとデータベースの数も気にかけて

サイトを複数立ち上げたい人は、マルチドメインやデータベースの数をチェックしましょう。マルチドメイン数は、ひとつのサーバー契約で運営できるサイトの数とほぼ同じ意味です。安いプランだと1個〜3個のケースもありますが、最近では無制限のプランも少なくありません。
なお、データベース数は、WordPressでサイトを作る場合にのみ気にかけてください。WordPressはデータベースがあって初めて動作します。ドメインが無制限に使用できても、データベースがひとつだと、WordPressサイトはひとつしか運営できないので、データベース数も無制限のものだとよいでしょう。

加えて、アダルトサイトの運営を考えている人は「アダルトサイトの使用が可能か」を必ず確認してください。レンタルサーバーによっては、アダルトサイトの運営を不可としている場合があるため、注意が必要です。

④ 無料でSSL化できるか必ず確認。ワンクリックでできるのがベスト


レンタルサーバーを選ぶ際は、無料かつワンクリックでSSL化できるかをマストで確認しましょう。

SSL化とは通信を暗号化することであり、Google検索順位の決定要因のひとつでもあります。そのため、Webサイトを運営するなら、少しでもたくさんの人に見てもらうため、SSL化は必須です。

しかし、手動でSSL化しなければならない場合、別のサイトでSSL証明を取得し、サーバーにアップロードする作業が発生するうえ、3か月ごとに証明書を更新する必要があります。そのため、初心者ならワンクリックでSSL化できるサーバーを選ぶのがよいでしょう。

⑤ 初心者はチャット・電話サポートがあるサービスを選ぼう

初めてサイトを運営する人は、チャットもしくは電話サポートがあるサービスを選びましょう。サーバーは予期せぬエラーやトラブルがつきもの。たとえば、何かしらのトラブルでサイトが表示されないとき、メールでしか問い合わせできないと、返信があるまでの2〜3日間は、ずっとサイトが見られないままです。
一方で、電話やチャットによるリアルタイムのサポートが受けられるサーバーを選べば、その場で問い合わせてすぐに問題を解決できるかもしれませんよ。

なお、疑問を解決しやすいという意味では、人気のサービスを使用するのもひとつの手段です。利用者数が多いと、よくあるトラブルの解決策がインターネット上で解説されていることも少なくありません。

⑥ ドメイン未取得なら無料ドメインがあるかも確認。「契約中ずっと無料」がベスト

独自ドメインの取得がまだなら、契約すると無料でドメインがもらえるサーバーも検討しましょう。「.com」や「.net」などの独自ドメインは、Webサイトに欠かせないものです。取得費用は399円ほどと安いドメインが多いものの、2年目以降は、年間1,200円〜3,500円ほどの料金がかかるため、思っている以上に費用がかかってしまいます。
そのため、サーバーの契約時に取得したドメインは「契約中ずっと無料」だとベストです。無料独自ドメインには「契約中ずっと無料」のもの、「契約すると初年度だけ無料」の2種類がありますが、初年度だけ無料のドメインの場合、2年目以降は通常どおりの料金がかかるので注意してください。

独自ドメインは、ブログでもホームページでも、運営している間はずっと契約し続けるもの。無料の独自ドメインを利用したからといって、有料のものと比べて劣るということもないため、無料ドメインがあるかで選ぶのもひとつの手ですよ。

売れ筋の人気レンタルサーバー全20商品を徹底比較!

レンタルサーバー の検証

ここからは、人気のレンタルサーバー20種について検証を行い、どれが最もおすすめのレンタルサーバーなのかを決定したいと思います。

検証項目は下記3項目としました。

検証①:サイトの表示速度

検証②:サービスの充実度

検証③:料金の安さ

 

検証① サイトの表示速度

サイトの表示速度

ホームページやブログをより快適に、たくさんのユーザーに見てもらうために、できるだけWordPressブログでも表示速度が速いレンタルサーバーを選びたいですよね。

そこで今回の検証では、実際にレンタルサーバーを契約。まったく同じサイトを各サーバー上に作成して、7日間のサイト表示速度を継続して計測。より表示速度が速いものを高評価として点数づけを行いました。

<サイトの条件>

概要:30記事が格納されたブログ

使用CMS:WordPress(ver5.6)

使用テーマ:Cocoon(ver2.2.5.7)

計測ページの容量:約260KB

<計測方法>

PHPのバージョン:7.4(対応不可のものは7.0)

ドメイン:全サイト「.tokyo」を使用

DNS:可能な限り同じものを使用

計測地点:東京・大阪・長野

計測期間:2021年1月16日〜22日

計測ツール:site24x7

※今回の検証では、あくまでも特定の日程・時間帯・場所での値で評価しています。同じレンタルサーバーでも、サイトの作り、計測環境、物理的ロケーションの違いにより表示速度は変動するため、必ずしも検証結果と同じ数値が出せるとは限りません。

【検証結果ハイライト】上位と下位の表示速度には1,000ミリ秒以上の差が生まれる結果に。混雑時間帯でも速度が安定していたのは5サービスのみ


サイトの平均表示速度が上位のサーバーは600ミリ秒前後、下位は1,600ミリ秒と1,000ミリ秒(=1秒)以上の差が生まれる結果に。高性能を謳っていても、今回の結果では表示速度が遅いサーバーも見られました。共有人数が多いことや、ほかのサイトが大きな負荷をかけている可能性が考えられます。

また、ネットが混雑する平日の8時・12時・21時、休日の10時・12時・21時の全時間帯で、表示速度が平均より30%以上速かったサーバーは、「エックスサーバー 」「ConoHa WING」「スターサーバー」「wpX Speed」「ColorfulBox」の5つのみでした。

なお、大阪・長野からの表示速度は、東京からよりも1.5〜2倍以上の遅い結果に。東京にサーバー本体を置いてあるサービスが多いからだと考えられます。しかし、表示速度の順位自体はほぼ変わらないため、スピードを求める人は、東京からの表示速度が速いものを選べば問題ないといえるでしょう。

検証② サービスの充実度

初心者なら、簡単に設定できる機能や、いざというときに頼れるサポートが充実しているサービスを選びたいところです。今回の検証では、下記のサービスに対応しているかを調査。重要度に応じて、加点方式を行い、合計点が高いものを評価し5点満点で点数をつけました。
  • WordPressの簡単インストール(2点)
  • WordPressとデータベースの自動接続(2点)
  • ワンクリックでの無料SSL化(2点)
  • 料金プランの途中変更(2点)
  • チャット・電話サポート(2点)
  • 無料独自ドメイン(2点)
  • サービス内でのドメイン取得・自動設定(1点)
  • 自動バックアップ・復元(1点)

【検証結果ハイライト】「WordPressの簡単インストール」や「無料SSL」は全サービスで利用可能。評価を分けたのは契約中ずっと無料のドメインがあるかどうか

検証の結果、WordPressの簡単インストール機能は、今回検証したすべてのサーバーで提供されていました。しかし、なかにはインストール後にデータベースを自動接続できないサーバーもあります。WordPressを利用してブログやホームページの作成を考えているなら、自動でデータベースに接続できるかに注意してください。
また、無料SSL化サービスもすべてのサーバーで利用可能でした。世界的にSSL化が進んでいることもあってか、無料でSSL化できるように対応していると考えられます。ただし、一部のサーバーでは手動でSSL化する必要があった点は要注意。とくに、初心者なら必ず自動でSSL化できるサービスを選んでくださいね。

なお、最も評価に差がついたのは、契約中ずっと無料のドメインがあるかです。検証したサービスのなかでも、提供しているサーバーは4種類しかありませんでした。年間1,500円ほどかかるドメイン費用が無料になるため、サイト運営費をできるだけ抑えたい人はチェックしてください。

検証③ 料金の安さ

料金コストをできるだけ抑えてサイトを運営したい人は多いでしょう。そこで今回の検証では、実際に3年間サイトを運営することを想定して、1年間あたりの平均費用で比較。5点満点で点数をつけます。
<想定条件>

契約単位:1年間

契約期間:3年間

無料ドメイン:あれば適応(ない場合は.com取得を想定)

期間限定キャンペーン:適応外

消費税:税込みで計算

【検証結果ハイライト】年間費用はサーバーによって17,000円の差が出る結果に。しかし料金の安さだけで選ぶのは注意


年間の平均費用は、安いものだとと3,000円ほど、高いと20,000円以上と17,000円もの差が開く結果に。また、全サーバーの年間費用の平均は10,500円、月額料金の平均は780円でした。そのため、料金の安さを重要視するなら、月額780円未満のレンタルサーバーを選ぶとよいでしょう。

また、「検証①:サイトの表示速度」と「検証②:サービスの充実度」をふまえると、料金は表示速度・サービスの充実度と反比例する傾向が強く見られます。つまり、料金が安ければ安いほど、表示速度は遅く、サービス内容は手薄になっていく傾向が強いということです。

そのため、初心者はどんなに安くても500円前後のサーバーを選ぶのがおすすめ。とくに300円未満だと、初心者はWordPressの設定が大変だったり、サポートが充実していなかったりと苦労するかもしれません。あくまで、サイトの表示速度・サービスの充実度で選ぶようにしましょう。


レンタルサーバー全20商品
おすすめ人気ランキング

比較検証してわかった、レンタルサーバーのおすすめ人気ランキングを発表します。なお、それぞれの検証項目に重み付けをしてランキングを作成しました。

GMOインターネットConoHa WING

表示速度とサービス内容が最高クラス。初心者の最有力候補

「ConoHa WING」は、GMOインターネット株式会社が提供するレンタルサーバー。2018年に提供を開始した新しいサービスで、国内最速を掲げているサーバーのひとつです。今回は「WINGパックのベーシックプラン」を検証プランとしました。

契約中はドメインがずっと無料になるWINGパックは、長期契約すればするほど料金が割り引かれるのが特徴。月支払いだと1,200円のところが、年払いだと32%割引の月810円で利用できます。また、「かんたんセットアップ」機能を使えば、WordPressのインストールからテーマの設定、ドメインの設定、SSL化まで自動で行ってくれるため、初心者でもすぐにブログやホームページを始めることが可能です。

検証では、料金の安さは合格点。年間の平均費用は9,504円でした。サイトの表示速度・サービスの充実度は最高ランクの評価に。サイトの平均表示速度は614ミリ秒と速く、1週間を通じて2,000ミリ秒を上回るタイミングはほぼない優秀な結果を残しています。

サービス面を見ても、初心者が簡単にブログを始められるように作られているだけでなく、電話・チャット両方のサポートに対応している点で高評価です。初めてサーバーを契約してブログを作ろうとしている人なら、真っ先に候補に入れてよいレンタルサーバーだといえます。
検証プラン WINGパック
初期費用(税込) 0円
月額料金(税込) 1,210円(3か月)/1,100円(6か月)/911円(12か月)/861円(24か月)/493円(36か月)
プラン変更
東京からの平均表示速度 614ミリ秒
大阪からの平均表示速度 1285ミリ秒
長野からの平均表示速度 1487ミリ秒
転送量の上限 無制限

株式会社リトルネットワークリトルサーバー

格安料金で利用できる高速サーバー。価格重視なら最有力候補

「リトルサーバー」は、株式会社リトルネットワークが2016年から提供しているレンタルサーバー。常にコストパフォーマンスを追求していると謳っており、実際にどのプランを選んでも月額500未満で利用することが可能。今回は、推奨プランである「リトルプラン」を検証プランに設定しています。

特徴は、料金だけでなく高速化にも力を入れている点です。ストレージが「オールSSD」なのはもちろん、一部では「NVMe」というさらに高速なものを使用しています。また、料金は年間契約だと月額換算で250円と、かなり格安で利用可能。この料金で、自動バックアップ・無料SSLなど、重要な機能はもれなく利用できるのも魅力的です。

検証では、サービスの充実度はそこそこでしたが、サイトの表示速度・料金の安さでは高得点という結果に。年間平均費用が3,607円と格安で利用できるだけでなく、1週間の平均サイト表示速度も631ミリ秒とかなり高速です。混雑時も表示までに2,000ミリ秒以上かかることなく表示されていました。

サービス内で独自ドメインが取得できない点、サポートがメールのみという点は気になりますが、これほど低予算で高速レンタルサーバーを利用できるものはほかにありません。そのため、ある程度知識がある人・初心者だけど調べながら自己解決できる人なら、有力な候補となるレンタルサーバーです。

 

検証プラン リトルプラン
初期費用(税込) 920円
月額料金(税込) 250円(12か月)280円(6か月)
プラン変更
東京からの平均表示速度 631ミリ秒
大阪からの平均表示速度 1,321ミリ秒
長野からの平均表示速度 1,858ミリ秒
転送量の上限 90GB/日

エックスサーバーエックスサーバー

サービス内容がトップ級で速度も高評価。無料ドメインも利点

「エックスサーバー」は、エックスサーバー株式会社が提供するレンタルサーバー。国内最速を掲げているサーバーのひとつです。運営を開始したのは2003年で、運用サイト件数は190万超と国内トップレベル。今回は、最もベーシックな「X10プラン」を検証プランとしました。

特徴的なのは、高速化への取り組みが豊富な点です。「NVMe」という高速ストレージの使用や、「Xアクセラレーター」というPHP高速化機能の実装により、サイトの高速表示が可能なことをウリにしています。また、通常は月1,200円の料金ですが、年間で支払うと月額換算1,000円に割り引かれます。期間限定キャンペーン中に契約すると、独自ドメインが無料になるのも嬉しいポイントです。

検証では、料金の評価こそ平均を下回ったものの、サイトの表示速度とサービスの充実度は高評価の結果に。年間平均費用は14,300円と高めなのが懸念点ですが、サイトの平均表示速度は671ミリ秒と高速。混雑が想定される時間帯でも、ほぼ2,000ミリ秒未満で表示されているため、速度面は問題ないでしょう。

また、サービスの充実度は文句なしの高評価。ドメイン取得からWordPressの簡単インストール、無料SSL化まで簡単にできるため、初心者でも挫折することなくサイトを開設することができるでしょう。サーバー高速化に力を入れていることもあり、初心者から上級者までの有力な候補となるレンタルサーバーです。
検証プラン X10プラン
初期費用(税込) 3,000円(キャンペーン中は無料)
月額料金(税込) 1,100円(1か月・3か月・6か月・12か月)1,045円(24か月)990円(36か月)
プラン変更
東京からの平均表示速度 671ミリ秒
大阪からの平均表示速度 1,453ミリ秒
長野からの平均表示速度 1,641ミリ秒
転送量の上限 150GB/日

GMOインターネットお名前.comレンタルサーバー


 

サービスの充実度で高得点。サイトの表示速度もかなり高速


「お名前.comレンタルサーバー」は、GMOインターネット株式会社が提供するレンタルサーバー。2003年ごろからサービスが提供されており、現在では1年間の利用料金の安さ、サーバーの処理速度No.1を謳っています。検証するプランは「RSプラン」です。

特徴は無料期間が2か月と長く、初期費用も無料で始められるので、初年度の合計費用が安い点。ドメイン取得大手である「お名前.com」のレンタルサーバーということもあり、契約期間中は指定のドメインが永遠に無料になるのも利点です。料金は月額1,300円ですが、年間契約だと月額換算980円まで下げられます。

検証では、料金が平均点に届かなかったものの、サイトの表示速度とサービスの充実度は好成績。初年度の料金は安いものの、2年目からの料金がやや高いのが評価を下げました。しかし、7日間の表示速度の平均は703ミリ秒と好スコア。混雑時にはやや表示速度が遅くなる傾向も見られましたが、2,000ミリ秒未満という目安はクリアしています。

プランがひとつしかないのは難点ですが、機能が充実しているため初心者でも簡単にブログ・ホームページを開設できる環境は整っているといえるでしょう。無料の独自ドメインも魅力的なので、十分検討する価値があるレンタルサーバーです。
検証プラン RSプラン
初期費用(税込) 0円
月額料金(税込) 1,430円(1か月)/1,188円(6か月)/1,078円(12か月)/990円(24か月,36か月)
プラン変更
東京からの平均表示速度 703ミリ秒
大阪からの平均表示速度 1301ミリ秒
長野からの平均表示速度 1803ミリ秒
転送量の上限 18TB/月(600GB/日)

カラフルラボColorfulBox


 

サポートが充実しており好成績。プラン変更しやすいのも利点


「ColorfulBox」は、株式会社カラフルラボが2018年から提供しているレンタルサーバー。料金プランが8種類と多いだけでなく、簡単にプラン変更できるため、さまざまな運用用途にも対応しやすいでしょう。検証プランには、個人からの人気が高い「BOX2プラン」を採用しています。

特徴は、遠隔地域への自動バックアップができる点。東京都在住でも大阪のデータセンターにバックアップを保存可能なため、災害などのリスクにも備えることができます。料金は月額1,320円ですが、1年契約だと月額換算1,060円まで費用を抑えることが可能です。

検証では、年間平均費用が12,965円と料金は平均点に届かず。年払いの割引はあるものの、月額料金が高めに設定されているが原因です。しかし、サイトの表示速度は平均以上。1週間の平均表示速度は724ミリ秒とそこそこなうえ、混雑時でも表示に2,000ミリ秒以上かかることはありませんでした。

サービスの充実度ではトップクラスの評価を獲得する結果に。無料の独自ドメインがないのはネックですが、それ以外の機能は十分に取り揃えられていました。初心者でも簡単にWordPressサイトを運営開始できるため、候補に入れてよいレンタルサーバーです。
検証プラン BOX2
初期費用(税込) 2,000円(3か月以上の契約で無料)
月額料金(税込) 1,452円(1か月)/1,364円(3か月)/1,276円(6か月)/1,166円(12か月)/1,078円(24か月)/968円(36か月)
プラン変更
東京からの平均表示速度 724ミリ秒
大阪からの平均表示速度 1414ミリ秒
長野からの平均表示速度 1646ミリ秒
転送量の上限 3TB/月(100GB/日)

ネットオウルスターサーバー


 

月額500円という料金の安さが魅力。表示速度も十分合格点

「スターサーバー」は、ネットオウル株式会社が運営する、安さと速さを兼ね備えたレンタルサーバーです。検証プランはHPで利用が推奨されている「スタンダードプラン」。料金は3か月契約の月額600円からですが、1年契約だと月額換算500円になります。

検証では、サービスの充実度ではほぼ平均であった一方、表示速度と料金が平均以上の評価でした。年間の平均費用は7,150円とまずまずで、平均表示速度は742ミリ秒と好スコア。1週間をとおして見ると、混雑時には1,500ミリ秒を超えることはあったものの、2,000ミリ秒を超えることはありませんでした。

サポートがメールのみである点が気になりますが、よくある質問がまとめられたナレッジスペースがあるため、自己解決への糸口は発見しやすいでしょう。料金・速度ともに平均以上、簡単にWordPressを利用できるため、安さを重要視するなら選択肢に入ってくるレンタルサーバーだといえます。

検証プラン スタンダード
初期費用(税込) 1,500円(キャンペーン中は無料)
月額料金(税込) 660円(3か月),605円(6か月),550円(12か月),495円(24か月),440円(36か月)
プラン変更
東京からの平均表示速度 742ミリ秒
大阪からの平均表示速度 1506ミリ秒
長野からの平均表示速度 1793ミリ秒
転送量の上限 11TB/月(367GB/日)

エックスサーバーwpX Speed


 

表示速度で最高評価を獲得。機能の充実度も申し分なし

「wpX Speed」は、エックスサーバー株式会社が提供するWordPress専用サーバーです。検証するのは「W1プラン」。1時間あたり2円(上限1,200円)で使用できるため、アクセスのない時間には料金がかからないのが特徴です。

検証では、料金の点数が低かったものの、サイトの表示速度では本検証で最も高い評価となりました。表示速度の平均は533ミリ秒と最高スコア。なお、東京だけでなく大阪からの計測でも、最も速度が出ていたレンタルサーバーです。また、サービスの充実度でも平均を上回る評価を獲得しました。

年間の平均費用が15,840円と高めですが、初心者のサイトはアクセスのない時間帯も多いと考えられるため、実際の費用はもっと低くなる可能性も十分あります。初心者でも利用しやすいだけでなく、速度を重要視する上級者まですすめることができます。
検証プラン W1プラン
初期費用(税込) 0円
月額料金(税込) 最大1,320円
プラン変更
東京からの平均表示速度 533ミリ秒
大阪からの平均表示速度 1,196ミリ秒
長野からの平均表示速度 1,693ミリ秒
転送量の上限 2.5TB/月(833GB/日)

株式会社ハイパーボックスエクストリムレンタルサーバー


 

料金の安さでトップレベルの評価。月額228円の安さが魅力

「エクストリムレンタルサーバー」は、株式会社ハイパーボックスが運営する、月額94円から利用できる格安レンタルサーバーです。検証するのは月額300円の「ベーシックプラン」。年間契約だと月額換算228円まで安くすることができます

検証では、サイトの表示速度とサービスの充実度でほぼ平均点。1週間の平均速度は1,120ミリ秒、2,000ミリ秒近くに達する時間帯も6回見られました。また、サービス内でドメインを取得することができないため、外部のドメイン取得サービスを使用しなければならないのも気になる点です。

一方で、料金の安さは、年間費用がおよそ3,376円と格安で高評価を獲得。やはり月額228円で運用できるのは魅力といえます。サポートは手厚くないので初心者向けではありませんが、「費用をできるだけ抑えたい人」や「WordPressを使用しない人」は選択肢に入れてもよいといえるでしょう。
検証プラン ベーシックプラン
初期費用(税込) 1,000円
月額料金(税込) 330円(1か月・3か月)302円(6か月)250円(12か月)229円(24か月)209円(36か月)
プラン変更
東京からの平均表示速度 1,120ミリ秒
大阪からの平均表示速度 1,680ミリ秒
長野からの平均表示速度 2,300ミリ秒
転送量の上限 非公開

アズポケット株式会社mixhost


 

表示速度もサービスも合格点。高性能データベースが使用可能

「mixhost」は、アズポケット株式会社が運営するレンタルサーバーです。検証するのは月額1,380円、1年契約だと月額換算980円の「スタンダードプラン」。「MySQL」の完全上位互換である、「MariaDB」というデータベースが使用できるのが特徴です。

検証では、料金の安さは平均点を下回りましたが、サイトの表示速度・サービスの充実度ではおおむね合格点を超える結果に。本検証における1週間の平均表示速度は804ミリ秒と、そこそこ好スコア。ただ、時間帯によっては、2,000ミリ秒を超えることが数回あった点は気になりました。

また、サービスの充実度では、問い合わせがメールのみとやや頼りない印象なものの、WordPressの簡単インストールや自動バックアップはしっかり備えており合格点。初めてブログを作る初心者や、高性能なデータベースを使用したい人は候補に入れてよいといえます。
検証プラン スタンダード
初期費用(税込) 0円
月額料金(税込) 1,518円(3か月)1,298円(6か月)1,078円(12か月)1,023円(24か月)968円(36か月)
プラン変更
東京からの平均表示速度 804ミリ秒
大阪からの平均表示速度 1,539ミリ秒
長野からの平均表示速度 1,877ミリ秒
転送量の上限 18TB/月(600GB/日)

GMOインターネットGMOデジロックコアサーバー


 

料金の安さと表示速度は合格点。中級者以上なら選んでもよい


「コアサーバー」は、GMOデジロック株式会社が運営するレンタルサーバーで、検証プランにはベーシックな「CORE-Aプラン」を採用しました。WordPressの使いやすさはもちろん、月額436円でチャットサポートが受けられるのも魅力的な点です。

検証では、サービスの充実度の評価が低くなりました。WordPressのインストールは簡単なのですが、データベースの作成・接続は手動のため、初心者は慎重な判断が必要です。一方で、料金の安さでは高評価、サイトの表示速度ではおおむね平均の評価を獲得。年間の平均費用は5,240円なので、費用を抑えたい人は候補に入れてよいでしょう。

1週間の平均表示速度は801秒とそこそこ。ただし、一部の混雑した時間だと、表示に2,500ミリ秒以上かかっていたのは気になりました。平常時の速度は悪くはなく料金も安めなので、月額500円前後でWordPressブログを運営したい中上級者は選択肢に入れてよいでしょう。
検証プラン CORE-A
初期費用(税込) 0円
月額料金(税込) 525円(1か月),489円(3か月),471円(6か月),437円(12か月)
プラン変更
東京からの平均表示速度 801ミリ秒
大阪からの平均表示速度 1454ミリ秒
長野からの平均表示速度 1860ミリ秒
転送量の上限 無制限

GMOインターネットGMOペパボロリポップ


 

サービスの充実度で最高レベルの評価。無料ドメインが嬉しい


「ロリポップ」は、GMOペパボ株式会社が運営するサーバーです。検証するプランは基本の「スタンダードプラン」。月額600円から利用することができ、WordPressの簡単インストールからバックアップまで、必要な機能はすべて備わっています。

検証では、サイトの表示速度での評価が低くなる結果に。1週間の平均速度は1,530ミリ秒と遅く、2,000ミリ秒を超える時間帯も多く見られました。一方、サービスの充実度では本検証で加点となったすべてのサービスが取り揃えられており、非常に高い評価を獲得。契約期間中はドメインがずっと無料になるのも嬉しいポイントです。

また、料金の安さでは、年間平均費用も7,150円と安く平均以上の点数を獲得しています。サイトの表示速度に懸念は残りますが、「無料ドメインが欲しい人」「料金の安さとサービス面の両方を重要視したい人」にはすすめることができるレンタルサーバーです。
検証プラン スタンダード
初期費用(税込) 1,650円
月額料金(税込) 880円(1か月),770円(3か月),715円(6か月),660円(12か月),550円(24か月),440円(36か月)
プラン変更
東京からの平均表示速度 1530ミリ秒
大阪からの平均表示速度 2170ミリ秒
長野からの平均表示速度 2530ミリ秒
転送量の上限 無制限

GMOデジロック株式会社XREA


 

料金の安さは魅力的だが、機能の充実度では懸念が残る

「XREA」は、GMOデジロック株式会社が運営するレンタルサーバーです。検証プランは月額381円の「XREA PLUS」。完全無料で利用できるFREEプランがあるのが特徴ですが、無料プランだと作成したサイト内に広告が表示されてしまうので注意しましょう。

検証では、料金の安さではトップレベルの評価。年間平均費用は2,515円とかなり安くレンタル可能です。サイトの表示速度はほぼ平均点という結果に。1週間の平均表示速度は940ミリ秒と、料金の安さにしてはなかなかといえます。一時間帯では2,000ミリ秒を超えることがありましたが、おおむね問題ないといえるでしょう。

しかし、サービスの充実度では点数が低くなる結果に。データベースを手動で設置・接続しなければならないため、初心者は注意しましょう。ただ、完全無料で利用できるFreeプランがあるのは魅力的。どうしても無料で使用したい人は、利用を検討してもよいでしょう。
検証プラン XREA Plus
初期費用(税込) 0円
月額料金(税込) 419円(1か月)366円(3か月)314円(6か月)209円(12か月)
プラン変更
東京からの平均表示速度 940ミリ秒
大阪からの平均表示速度 1,298ミリ秒
長野からの平均表示速度 1,883ミリ秒
転送量の上限 64GB/日

GMOインターネットGMOペパボヘテムル


 

サイトの安定性は高評価。ドメインが取得できないのは懸念点

「ヘテムル」は、GMOペパボ株式会社が運営する、高速を追求したと謳っているレンタルサーバーです。検証では「ベーシックプラン」を使用。料金は月額1100円、年間契約だと月額換算900円です。大容量のSSDを使用しているため、安定したパフォーマンスが期待できます。

検証では、サイトの表示速度で平均以上の点数を獲得。1週間の平均表示速度は802ミリ秒、混雑時でも2,000ミリ秒を超えることがほぼなかったのは評価できます。しかし、料金の安さ・サービスの充実度では平均点を下回るという結果に。

とくに気になるのは、サービス内で独自ドメインを取得できないことです。外部ドメイン取得サービスを使用したうえで、ドメインとサーバーを紐づけする作業が発生するため、初心者にはあまりすすめられません。しかし、ある程度サイトを作ることに慣れている人ならば、検討の余地はあるといえるでしょう。

検証プラン ベーシック
初期費用(税込) 2,000円
月額料金(税込) 1,210円(3か月)/1,100円(6か月)/990円(12か月)/935円(24か月)/880円(36か月)
プラン変更
東京からの平均表示速度 802ミリ秒
大阪からの平均表示速度 1545ミリ秒
長野からの平均表示速度 2098ミリ秒
転送量の上限 160GB/日

GMOデジロック株式会社VALUE SERVER


 

料金はトップレベルで安いが、手動設定が多く初心者に難解か

「VALUE SERVER」は、GMOデジロック株式会社が運営するレンタルサーバー。安めの料金設定や、ドメインとサーバーの料金がセットになった「まるっとプラン」が特徴的です。検証では「スタンダードプラン」を使用します。

調査の結果、料金の安さで高評価を獲得。年間総費用は5,133円と、本検証のなかではトップレベルに安い料金で利用できます。しかし一方で、表示速度は低い成績に。平均表示速度は1,280ミリ秒と遅めで、混雑時だと2,500〜3,000ミリ秒に低下するケースも見られました。

また、サービスの充実度でも評価は低い結果に。データベースの自動接続ができないうえ、取得した独自ドメインの設定も手動で行わなければなりません。電話サポートがあるのは嬉しいのですが、特定のプランに契約しないと利用することができないのはネックです。 あくまでも安さを重視するなら検討しても問題ありません。

検証プラン スタンダード
初期費用(税込) 2,000円
月額料金(税込) 880円(1か月)733円(3か月)550円(6か月)366円(12か月)
プラン変更
東京からの平均表示速度 1,280ミリ秒
大阪からの平均表示速度 2,000ミリ秒
長野からの平均表示速度 2,660ミリ秒
転送量の上限 300GB/月(10GB/日)

カゴヤ・ジャパン株式会社カゴヤ・ジャパン


 

サイト表示速度は高評価だが、料金が高く初心者向けではない

「カゴヤ・ジャパン」の共用レンタルサーバーは、法人利用率が80%と高いものの、個人でも利用可能です。検証で使用したのは月額1,100円の「S12プラン」ですが、データベースが有料オプションのため、追加で770円の料金がかかることには注意しましょう。

検証では、サイトの表示速度で高評価を獲得。1週間の平均表示速度は778ミリ秒と速く、混雑時でも2,000ミリ秒を超えることがほとんどない安定感をマークしました。また、サービスの充実度では、平均を下回る評価という結果に。管理画面や設定方法が難解で、知識がある人向けなので注意です。

また、料金の評価は低めの結果に。S12プランだとWordPressを使用したい人は追加料金がかかるため、年間のおよその費用は22,220円になります。速度評価が近いサービスにはもっと安いものもあるため料金重視の人は注意してください。
検証プラン 共用サーバーS12
初期費用(税込) 無料
月額料金(税込) 1,100円(1か月)880円(12か月)
プラン変更
東京からの平均表示速度 778ミリ秒
大阪からの平均表示速度 1,276ミリ秒
長野からの平均表示速度 1,843ミリ秒
転送量の上限 120GB/日

Rebyc株式会社ラクサバ


 

表示速度は低評価。初心者には扱いにくいレンタルサーバー


「ラクサバ」は、Rebyc株式会社が提供する、月額99円から利用できる格安レンタルサーバーです。月額519円から利用できる「ラクラクベーシックプラン」を検証プランに設定しています。

検証では、料金の安さで高得点。年間総費用は5,540円と、かなり安く利用できるサーバーです。しかし、サイトの表示速度では低評価の結果に。1週間の平均表示速度は1,380ミリ秒と、上位の約2倍の時間がかかっていました。また、サービスの充実度でも評価は低めの結果に。とくに、SSL化するのが初心者には難しいことが気になりました。
検証プラン らくらくベーシック
初期費用(税込) 1,568円
月額料金(税込) 519円(1か月)489円(3か月)472円(6か月)420円(12か月)
プラン変更
東京からの平均表示速度 1,380ミリ秒
大阪からの平均表示速度 2,140ミリ秒
長野からの平均表示速度 2,890ミリ秒
転送量の上限 200GB/月(6.7GB/日)

株式会社エムフロQuicca Plus


 

平均速度が1.7秒と遅く、WordPress向けではない

「Quicca Plus」は、WordPressに特化したレンタルサーバーで、株式会社エムフロから提供されています。今回の検証では、HPでおすすめされている「ライトプラン」を使用。料金は月額500円です。

検証では、料金はそこそこだったものの、平均表示速度は1,720ミリ秒と、速度の評価が非常に低くなる結果に。また、サービスの充実度も平均以下のため、WordPress向けのサーバーではないといえるでしょう。
検証プラン ライトプラン
初期費用(税込) 0円
月額料金(税込) 550円
プラン変更
東京からの平均表示速度 1,720ミリ秒
大阪からの平均表示速度 2,380ミリ秒
長野からの平均表示速度 2,920ミリ秒
転送量の上限 非公開

FC2.incFC2レンタルサーバー

全項目で低い評価。アダルトサイト利用以外だと候補外

「FC2レンタルサーバー」は、無料ブログサービスで有名なFC2が提供しているレンタルサーバーです。通常プラン・アダルトプランのふたつありますが、検証は月額1,500円の「通常プラン」で行いました。

検証では、すべての項目で低い評価となる結果に。年間19,000円の料金がかかるうえ、サービス面では自動でSSL化できないのがネック。さらに平均表示速度は1,460ミリ秒と決して速くはありません。そのため、アダルトサイトを運営したい人以外は候補に入らないと考えてよいでしょう。
検証プラン 通常プラン
初期費用(税込) 3,000円(キャンペーン中は1,000円)
月額料金(税込) 1,500円
プラン変更
東京からの平均表示速度 1,460ミリ秒
大阪からの平均表示速度 2,470ミリ秒
長野からの平均表示速度 2,420ミリ秒
転送量の上限 無制限

Rebyc株式会社FUTOKA


 

サイト表示速度が遅い。そのうえ月額2,080円は高すぎる

「FUTOKA」は、Rebyc株式会社が運営するレンタルサーバー。電話サポートがあり、アダルトサイトも運営可能です。検証では、月額2,080円の「共有サーバーのスタンダードプラン」を使用します。

本検証では、サービスの充実度は平均を上回ったものの、料金と速度は低評価という結果に。料金が年間27,000円かかるだけではなく、平均表示速度が1,630ミリ秒なのは弱点です。アダルトサイトの運営を考えている人以外は、あまり候補にあがらないとえます。
検証プラン スタンダード
初期費用(税込) 2,000円
月額料金(税込) 2,288円(1か月)2,233円(3か月)2,178円(6か月・12か月)
プラン変更
東京からの平均表示速度 1,630ミリ秒
大阪からの平均表示速度 2,420ミリ秒
長野からの平均表示速度 2,730ミリ秒
転送量の上限 20GB/日

さくらインターネットさくらのレンタルサーバ


 

表示速度が遅すぎる。平均で2,500ミリ秒以上は大問題

「さくらのレンタルサーバー」は、さくらインターネット株式会社から提供されている老舗のレンタルサーバーです。今回は、人気が高く、月額524円から使用できる「スタンダードプラン」を検証プランとして使用します。

検証では、料金の安さは平均以上でしたが、速度の評価が非常に低くなる結果に。平均表示速度は2,750ミリ秒でした。これは、常時ほかのサーバーでいうところの混雑時間であるようなもの。今回の結果からは、あえて選ぶ理由はないといえるでしょう。
検証プラン スタンダード
初期費用(税込) 1,048円
月額料金(税込) 524円(1か月)436円(12か月)
プラン変更
東京からの平均表示速度 2,750ミリ秒
大阪からの平均表示速度 2,910ミリ秒
長野からの平均表示速度 3,530ミリ秒
転送量の上限 160GB/日

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1位:GMOインターネット|ConoHa WING

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